どこで暗号通貨を購入できるのか

　　・暗号通貨取引所とは？

　　・取引所の選択における考慮点

　　・取引所のしくみ

　　・取引モデルの違い

　　暗号通貨の購入には、まず暗号通貨取引所の口座を作成する必要があります。

　　暗号通貨取引所の紹介

　　暗号通貨の購入は、海外旅行で外貨を購入するのと同じです。例えば、ユーロとBTC（ビットコインの通貨記号）のように、ある通貨をその時点のレートで別の通貨に交換するだけです。

　　ドルやユーロなどでは為替レートの話をしていましたが、ビットコインのような暗号通貨には価格があると言われると混乱するかもしれません。

　　価格と為替レートというこの2つの用語は互換性があり、通貨価値（特に暗号）が常に変化しているという事実を反映しています。

　　その理由については、「取引」のセクションで詳しく説明しますが、今回は、ビットコインのような暗号通貨の価格は、single sourceから来るのではないことを知っておくだけでよいでしょう。

　　価格は、各取引所における買い手と売り手の相互作用を反映したものであり、互いに有機的に平価を維持しているに過ぎません。(詳細は別途説明します)。価格の全体的な表現は、その後、主要な取引所からの価格を集約することによって到達することができます。

　　取引所の選択

　　近年、暗号通貨の人気が高まっているため、取引所の数も増えています。

　　特に需要が激しくなると、どんなに信頼できる取引所でも苦戦することがありますから、次の大きな値上がりに反応するのではなく、計画的に取引所を選択するようにしましょう。

　　ここでは、その決断を容易にするために、主要な基準と主な事業者を要約し、初めて購入する際の手順を説明します。

　　安全

　　取引所を選ぶ際には、安全性を重視しましょう。例えば、Googleで検索すれば、取引所がハッキングされたことがあるか、大幅な動作不能を経験したことがあるか、法的制裁を受けたことがあるかどうかが分かります。

　　プラットフォーム自体の安全はもちろんですが、顧客の個人情報をどれだけ適正に取扱っているかを必ず確認してください。

　　使いやすさ

　　暗号通貨を初めて購入する場合は、初心者にも使いやすいそうな取引所を選びましょう。例えば、シンプルなレイアウトやモバイル体験を提供しているような取引所です。

　　逆に上級者のトレーダーを対象とした取引所は避けるべきです。ホームページを見て、説明や操作方法がシンプルで理解しやすいものを選びましょう。

　　取引所によっては、初心者と上級者向け両方に対応するため、Coinbase と Coinbase Pro のような別々の製品を提供しています。上級者向けのサイトでは、かなりのレベルが必要とされるため、自身が初心者向けのサービスを利用しているか確認してください。

　　手数料

　　取引所は、買いたい人と売りたい人をマッチングさせる仲介役として機能し、そのための手数料を徴収します。手数料の金額は、売買金額に対する割合で計算されます。

　　大量に購入するつもりなら、手数料も相応に高くなりますが、少額で「ちょっとやってみようかな」と思う程度であれば、手数料はそれほど気にしなくても大丈夫です。

　　暗号通貨の選択

　　もしあなたが初めて暗号通貨を購入する場合、ビットコインやイーサリアムを購入すると思います。

　　しかし、暗号通貨には上記以外にも何千もの種類がありますので、もしマイナー通貨を購入したいのであれば、取引所がそれらを取り扱っているか確認してください。要は、取引所によって取り扱う通貨の種類も違うのです。

　　ローカリゼーション

　　取引所を選択する際は、取引所がどれだけ国内対応しているのかを確認しておきましょう。サイトは翻訳されているか？現地の支払方法に対応しているか？居住国に制限事項があるか？などです。

　　信頼性

　　暗号通貨を購入することは、リスクがないわけではありません。ですから、なるべく信頼できる取引所を利用するようにしましょう。友人からの紹介であれば問題ないと思いますが、そうでなければ、Google、App Store Social Media、Redditで徹底的にリサーチしてください。リサーチする際も、宣伝のためのレビューは避け、正しい意見を見抜く必要があります。

　　取引アカウントのしくみ

　　暗号通貨自体は分散型ですが（暗号通貨の基礎知識で説明）、取引所の標準モデルは中央集権型であり、そのためCEX（Centralised Exchange）という略語が使われています

　　CEXを利用することは保管オプションであり、「Not your keys, not your coins」(暗号通貨 を保有する上で、一番最初に考えなければならないのが、安全に秘密鍵を生成・管理すること)暗号コミュニティではこの点が大きな論点となっています。

　　取引所にアカウントを作成する過程の一部として、あなたは自動的にウェブウォレットを取得します（詳細については、この記事に飛んでください。）これは、オンライン銀行口座やフィアット(ユーロ/ドルなど)の残高を確認することが出来るアプリのようなものです。

　　新しい取引所のウォレットに保管されている暗号通貨は、取引所の保管下にあるため、取引所を選択する過程でセキュリティは大きな考慮事項でなければならない理由です。取引所のウォレットを保護するためのベストプラクティスに従っていることを確認することも非常に重要です。

　　暗号通貨取引所のウォレットでは、このセクションの前回の記事で取り上げた、以下のことができるようになります。

　　・暗号通貨を他の人やサービスに送る

　　・暗号通貨を他の人から受け取る

　　・暗号通貨取引所口座の取引機能を利用することで、以下のようなことが可能になります。

　　・暗号通貨を購入する

　　・暗号通貨を他の通過に交換する

　　・暗号通貨の売却/引き出し

　　・こちらはすべて次回の記事で紹介します。

　　中央集権型と非中央集権型

　　前述したように、最も一般的なモデルはCentralised Exchange（CEX）である。

　　その主な理由は、取引所が暗号通貨を販売するためには、顧客が銀行、クレジットカード、デジタルウォレットなど、中央集権的で規制された金融サービスから通常の（不換）資金を預ける必要があるからです。

　　このため、多くの取引所は中央集権的で規制されたビジネスであり、サーバーは金融サービスに関する適切な規制を遵守する特定の国に設置されています。そのため、取引所の多くは中央集権的な規制下にあり、サーバーは特定の国に設置され、金融サービスに関する適切な規制を遵守している。実際、FacebookやAppleと同じようにCoinbaseの株式を購入することができるようになる日も近い。

　　すでに説明したように、CEXを使用することは、あなたが資金をノンカストディアルウォレットに移動することを決定するまで、あなたの暗号通貨をカストディアル（保有）することを意味します。

　　妥協しない人には、DEX（分散型取引所）という選択肢もある。

　　その名が示すように、分散型取引所は特定の場所に設置されておらず、従来のアカウントベースのアプローチに従わない。

　　その代わり、DEXは、それ自体がスマートコントラクトであり、特定の地理的な場所を持たないアプリケーションを介して流動性（買い手と売り手）へのアクセスを容易にし、したがって、（現時点では）KYCのようなものにまつわる一連の規制の対象となることはできません。

　　DEXを使うということは、資金の保管に責任を持つだけでなく、売買のために理解しなければならないことがたくさんあるということです。

　　DEXは使い勝手が悪く複雑なため、初心者には不向きですが、さらに重要なのは、DEXは暗号通貨同士しか使えないということです。もしあなたが暗号通貨の初心者なら、最初の購入はフィアット決済を使うことになるので、DEXは問題外です。

　　ピアー・トゥ・ピアー(P2P)

　　標準的なCEXモデルは、実際に誰から購入するのか分からないため、暗号を購入する際の苦労の大半を軽減してくれます。しかし、暗号通貨の売り手（または買い手）と直接やりとりできる、P2P（peer-to-peer）「1対1のやりとり」と呼ばれる別のタイプの取引所があります。

　　この方法は、eBayのように、売り手を分類することができます。

　　・買いたい値段/売りたい値段

　　・売買条件

　　・売り手の評価

　　・利用可能な支払い方法

　　P2P取引所として最も有名なのはローカルビットコインで、規制されたKYCアプローチに従って国ごとに利用できます。

　　しかし、DEXと同様、ローカルビットコインのようなサービスを利用することは、プロセスが複雑すぎるため、初めて購入する人にはお勧めできません。

　　購入したい相手を積極的に選ぶだけでなく、トレーダーに資金を送り、ビットコインを受け取るまで資金を預かるESCROWの手続きを行うことに抵抗がないことが条件となります。

　　ローカルビットコインのようなP2P取引所は貴重なサービスを提供しているが、ある程度経験を積んでから検討すべきものです。

　　その代わりに、あなたのような初めてのユーザーのために設計されたCEXから購入する手順を段階的に説明します。