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トレードを行うには?

トレードを行うには? WikiBit 2022-04-12 17:43

この記事では、これらのテーマを十分に検討した上で、実際に取引を行いたいと考えている方を対象にしています。

  ・取引を実行するための基本的なオプション

  ・取引執行に関する用語

  ・トレードを行うための入力オプション

  ・トレーディングとストラテジーの組み合わせ方

  ・トレードを終了する方法

  この記事では、これらのテーマを十分に検討した上で、実際に取引を行いたいと考えている方を対象にしています。

  ここでは、ビナンスとコインベースを例に使うことにしますが、弊社はどちらの取引所とも利害関係はございません。

  コインベースは手続きがとても簡単なので初心者にお勧めですが、気を付けなければならないこともあります。

  まず、取引を行うには手数料がかかります。手数料については、コインベースが比較的高く、ビナンスの方が低いです。また、取引インターフェイスには、ある程度の知識を前提とする取引オプションも含まれているので、初心者には難しいと感じるかもしれません。

  取引所の選択に関する記事で、上記のような考慮すべき事項について詳しく説明しています。この記事では、目的に応じて両方の例を用いることとします。

  ※すでにアカウントを作成し口座に入金していることを前提としていすので、これらのプロセスを知りたい場合は、以前の記事をお読みください。

  スポット取引

  取引所では様々な取引方法がありますが(後の記事で紹介致します)、初めて取引をする人にとっては困惑する可かもしれないので、ここでは最もシンプルな取引方法である「スポット取引」に焦点を当てます。

  スポット取引とは、文字通り、その場で取引を行う行為です。特定の時間に取引所のマーケットから入手可能な価格を受け入れるだけで取引でき、これは成行注文で行います。

  以前に説明したように、成行注文は、コスト平均法やホドリングなど、時間に制約のない取引に適しており、初心者にも向いています。

  コインベース成行注文

  コインベースは、成行注文のプロセスが非常に簡素で、買いボタンを押すと、成行注文を実行するためのウィンドウが表示されます。

  さらに、週次、月次といった定期的な取引も可能で、前述のコスト平均法に適しており、コインベースがどのようなユーザーを対象としているかが分かります。

  また、取引インターフェースはがなく、取引はコインベースプロで処理され、その名の通り、経験豊富なトレーダーのためのものです。

  要するに、コインベースは、初心者が最小限の手間で暗号通貨を購入できる取引所で、その裏では経験豊富な暗号通貨トレーダーのためのプラットフォームであるコインベースプロによって支えられている取引所です。

  コインベースのアカウントを作成することで、自動的にプロのプラットフォームにアクセスできますが、取引プロセスを完全に理解してから移行する必要があります。

  以下は、コインベースでの単純な買い(成行注文)がどのように見えるかを示したものです。

  前述したように、コインベースは取引プロセスを簡素化しており、初心者には便利ですが、高い手数料を支払わなければなりません。

  取引する前に価格の確認をすることができ、それに加えて、自分のアカウントから過去の取引を遡り、取引のP&L(Profit & Loss Report)を作成することもできます。

  一方のビナンスにおいても、コンバートと呼ばれる同様のアプローチを提供しています。コンバートとは、フィアットを暗号通貨に変換することを指します。

  ビナンスのアカウントにログインし、メインメニューの取引項目をクリックすると、取引オプションとしてコンバートが表示されます。

  以下は、ビナンスのコンバートのインターフェースの様子です。なお、こちらは成行注文を簡略化したものです。

  クラシックな取引インターフェースへの移行

  次のオプションはクラシック・トレーディングです。クラシック・トレーディングでは、一般的な取引インターフェースと幅広いスポットオプションを提供しており、取引できる暗号通貨の種類も豊富です。

  クラシック・トレーディングメニューに移動すると、インターフェイス画面でより多くの情報が確認できると思います。

  【ステップ1】クラシック・トレーディングインタフェースを選択します。

  「トレード」をクリックし、「クラシック」を選択すると、下のような画面が表示されます。この画面とコンバートインターフェース(コインベースの購入手続き)の違いは一目瞭然です。

  クラシックでは、より積極的に取引を行うことを想定しているため、有益な情報も多く詰まっています。

  次に、このセクションで最も重要であるオーダーブックです。

  オーダーブックは、買い手と売り手が取引可能な暗号通貨を確認することができる場で、24時間常に更新されています。オーダーブックの例としては、BTC/USDの取引ペアが挙げられます。下の画面には、EURと引き換えにBTCを購入し、BTCを売却するために市場で現在、取引可能な通貨が表示されています。

  上の画像は、EUR/BTCペアのオーダーブックです。緑色に色分けされた注文は買い注文であるのに対し、赤色に色分けされた注文は売り注文です。このスナップショットは、特定の価格での売り手と買い手の反応を測定するために不可欠です。トレーダーはこのデータを使用して、市場の反応について把握することができます。

  【ステップ2】取引ペアを選択する

  ウェブサイトの右側には、取引ペアのリストが表示されています。取引ペアについては別のところで説明しましたが、ビナンスは取引基盤によって取引できる資産のペアを次のように分類しています。

  ・BNB - バイナンスの自国通貨

  ・BTC - ビットコイン

  ・アルト - 主なアルトコイン

  ・FIAT - EURなどのフィアット通貨

  最初の取引はFIATから始めることになりますので、関連する取引ペアを選択するためにそのオプションを選択する必要があります。ここでは、ユーロを売り、ビットコインを購入したいと仮定し、EUR/BTC取引ペアを選択します。

  【ステップ3】取引の種類を決定する

  取引ペアを選択したら、次は取引の種類を選択してください。コインベースとビナンスのコンバート取引オプションで提供されているシンプルな成行注文のオプションのほか、さらに2つの注文方法があります。

  ・成行注文:前述したように、ユーザーが暗号通貨を現在の市場レートで取引することができ、一般的な注文方法であります。なお、注文をキャンセルすることは出来ません。

  ・リミットオーダー:コインを売りたい最低価格またはコインを買いたい最高価格を設定することができます。その後、買い手または売り手がその価格を受け入れるのを待つ必要があります。HODL(買い持ち)を計画している場合、価格が上昇したときに利益を得るために、現在の市場価格よりも高い価格で指値注文を設定します。

  ・逆指値注文:特定の価格に達した時点でコインを売ったり買ったりすることができます。短期売買の場合は、現在の価格よりも低い指値を最初のターゲットとして設定します。また、リスクを管理するために、現在の価格より上に逆指値注文を設定することもできます。

  【ステップ4】買いたい金額を入力する

  今回は成行注文なので、買いたいBTCの金額をユーロで入力するだけです。ここでは、20ユーロ分のBTCを購入していることがわかります。また、スライダーを使用して、利用可能な残高の25%、50%、75%、100%を選択して購入することも可能です。

  指値注文を出す

  成行注文について見てきましたが、次は指値注文を行います。現在のマーケットプレイスで取引を実行するのではなく、エントリーポイントとなる価格と金額を指定するのです。

  取引戦略の記事で説明したように、エントリーポイントはあらゆる取引計画の重要な要素です。ここから、DCA/ホドリングからアクティブな取引へと移行し始めます。

  望ましい価格で EUR/BTC 指値注文を設定し、市場がそのレベルに到達するのを待ちます。希望する価格に達すると、EUR/BTC注文は設定された価格で執行されます。

  このようになります。

  ステップ1:エントリー価格を入力します。

  注文が成立した場合に執行される価格です。ここでは、45,000ユーロのエントリー価格で買いが実行されます。

  ステップ2:買いたい金額を入力する

  エントリープライスに到達し、かつ売り手が十分にいる場合に購入する金額です。ここでは、20ユーロ相当または0.000444BTCを購入することになります。

  ステップ3:注文を出す前に指値注文を確認する

  取引を行う前に、指定したエントリープライスと金額を確認してください。間違えると非常に高い金額になる可能性があります。

  ステップ4:指値注文を出す

  「買い」ボタンを押し、指値注文を出します。その後、ビナンスのインターフェースの右側にある「スポット・オーダー」タブで注文を確認します。下の画面は、あなたの取引履歴を表示します。

  取引の終了

  利益が出て決済したい場合は取引を終了する必要があり、購入の逆の取引、つまり売りの取引をします。

  コインベースやビナンスでの取引終了は、現在のスポット価格で売却するだけで、購入したBTCの一部ないし全部を売却することができます。確認が表示されたあと、フィアット残高が更新され、利用可能な支払い方法で出金することができます。

  なお、カードに戻して出金することはできません。

  クラシック・トレーディング画面を利用する場合は、「買い」ではなく「売り」の成行注文を発注し、売りたい金額を指定します。指定された価格で決済され、フィアット残高が更新されます。そうして、利用可能な支払方法で引き出すことができるようになります。

  BTCから他の暗号通貨への変換

  ここまでで、コインベースとビナンスでFIATを使ってビットコインを購入する最も簡単な方法である成行注文を学びました。また、ビナンス のクラシック・トレーディングのインターフェースには、指値注文や売却プロセスなど、ほかにも多くの取引オプションがあります。

  現在ビットコインを所有していると、「コンバート」を使用してビットコインとアルトコインのペアを取引することができます。コインベースもビナンスと全く同じように機能するコインバートオプションを提供していますが、ビナンスはBTC取引ペアより幅広いオプションを提供しています。ちなみに、ビナンスの「コインバート」オプションは「トレード」タブの下で利用可能です。

  ETH(イーサリアム)や提供されている他のコインに変換したいBTCの量を追加します。金額を入力したら、変換をプレビューして変換後に受け取るBNBの量が分かります。

  スポット取引以外の方法

  この記事は、初めての暗号通貨取引を行うのに十分な情報を提供することが目的です。取引オプションは非常に幅広く多様であるため、簡素化されています。説明したように、スポット取引はその場の価格に関するものです。ほかにも取引には、デリバティブと呼ばれるものがあり、市場において暗号通貨の将来的な価格を特定のパラメータの範囲内で取引することを可能にします。例えば、先物は特定の将来的な価格変動に焦点を当てたデリバティブの一種です。このように取引オプションは多様なのです。

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