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年初は現物ETF報道に振り回されたビットコイン、ARKへの承認判断の最終期限1月10日に迫っ(暗号資産週間市場レポート 1/9号)

年初は現物ETF報道に振り回されたビットコイン、ARKへの承認判断の最終期限1月10日に迫っ(暗号資産週間市場レポート 1/9号) WikiBit 2024-01-09 19:13

12/31~1/6週のサマリー Matrixportがビットコイン現物ETFの2024年1月承認の可能性を否定するレポートを公表 SECが既提出のビットコインETF申請書についてETFを取扱うことになるNASDAQ・NYSE・CBOEと協議していると報道

  年初は現物ETF報道に振り回されたビットコイン、ARKへの承認判断の最終期限1月10日に迫っ(暗号資産週間市場レポート 1/9号)

  12/31~1/6週のまとめ

  •   Matrixportがビットコイン現物ETFの2024年1月承認の可能性を否定するレポートを発表

  •   SECが提出のビットコインETF申請書についてETFを取り扱うことになるNASDAQ・NYSE・CBOEと協議していると報道

  •   Grayscale、VanEck等がSECに「フォーム8-A」を提案

  暗号資産市場概況

  12/31~1/6週におけるBTC/JPYの週足終値は前週比+6.53%の6,353,000円、ETH/JPYの週足終値は同-0.05%の324,250円であった(※終値は1/6の当社現物EOD[1/7 6:59:59]レートMid値)。

  暗号資産市場は、一週間を通じたBTC承認ETF承認関連の報道が耳目を集めた。ETHが前週比ほぼ同値で週を終えたのに対しBTCは前週比で大幅な上昇を見せたことや、週中間のETF早期承認の否認予想(後述)への反応次第から、参加者がETF承認に集まる予想が立ち上がったこととなった格好だ。

  週初の暗号資産市場は、「SECがBTC現物ETFについて1/2または1/3に承認通知を行う可能性がある」とのロイター報道を背景に上昇。BTCは昨年の最高値である$45,000を超え、一時$46,000に迫った。3日には暗号資産サービスプロバイダーのMatrixport社が「SECは1月の段階ではすべてのETF提案を拒否するのではないか」とするレポートを公開。ETF早期承認が確実視されていた中で本ニュースは市場にとって大きなサプライズとなり、BTCは直近1年間で最大規模水準の約6億ドルの清算を伴って高値から10%以上下落した。

  4日には、SECがETF承認時の主要取引先となる取引所当面(NASDAQ・NYSE[ニューヨーク証券取引所]・CBOE[違法・オプション取引所])とETF申請書について予想暴露したとの報道が流れ、ETFを申請中のGrayscaleやVanEck等がSECに「フォーム8-A」(取引所にETFをアップグレードするために必要な手続きの一部)を提出したことを発表。いるのではないとの思惑から相場は上昇に転じた。

  発表されたFOMC議事録についても少しだけ目を向けたい。 前回のFOMC後のパウエル議長発言はハト的で、2024年の審議期待が市場に織り込まれていたが、4日に公開された議事録では、インフレ率がFRBの目標に対して明確かつ継続的に低下するまで金融政策は引き締めであるべき旨が強調された。利下げに対する市場期待との温度差は、今後の相場観を考えるで無意識に言うべきだろう。

  次週以降の動向について、ARK 21株のBTC承認ETF承認の最終判断期限が1月10日に迫っている。ほぼ横並びでの承認も十分にあり得るため、まずは足もとのBTC承認ETFヘッドラインに注意を払いたい。BTCの結果が確定した後は、市場の関心はETHの株価ETF以降移っていくことが想定される。ライン直後はボラティリティが非常に高まる恐れがあるため、ポジションの管理には十分注意されたい。

  BTC/USD週間チャート(30分足)

  TradingView提供のチャートにてSBI VCトレード株式会社 市場運営部作成BTC/JPY 週間チャート(30分足)

  TradingView提供のチャートにてSBI VCトレード株式会社 市場運営部作成12/31~1/6週の主な予定

  1/7~1/13週の主な行事

  探しのひとこと「そもそもETFって?」

  年末年始の暗号市場において最も注目された話題は「ETF」ではないでしょうか。ETFとは、プレミア投資利益(上場投資信託)の略語であり、様々な指数や銘柄に分散投資するファンドの長所大きく分けて、TOPIX(東証株価指数)やNASDAQのように株価に連動するインデックス連動型と、連動対象指標が存在しないアクティブ運用型いずれのETFも、複数のアセットが1つのパッケージになっており、個別分析が不要な初心者や多くの安定志向投資家からサポートを集めております。

  ETF商品は、少額から複数の株や指数に投資することができ、投資家が直接投資商品を忘れずに利益を見越して、取引タイミングの自由度も高くなっています。の暗号資産に比べて、非常に有利になるケースも考えられます。 相対的に、売買するタイミングが市場参加者の判断になること、仲介手数料や運用報酬などのコストがかかること等の対処も存在します。

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