世界中の著名な仮想通貨関係者が、名誉毀損訴訟を提起されたブロックチェーンリサーチャーのザックXBT(ZachXBT)氏に寄付を行い、法的な防衛に協力している。
Ciaran Lyons
2023年06月19日 08:50
CZ、クラーケン創業者らが集結、「ZachXBT」の弁護士費用に100万ドル寄付
世界中の著名な仮想通貨関係者が、名誉毀損訴訟を提起されたブロックチェーンリサーチャーのザックXBT(ZachXBT)氏に寄付を行い、法的な防衛に協力している。ザックXBT氏は、ブロックチェーンと仮想通貨業界での調査活動で知られ、ツイッターで41万2900人のフォロワーを持つ。
6月16日、ジェフリー・ファン氏(ツイッターでの名前はマチビッグブラザー)は、ザックXBT氏が虚偽の主張により自身の評判を傷つけられたとして名誉毀損訴訟を提起したことを明らかにした。
ファン氏が言及しているのは、ザックXBT氏が2022年6月に発表した記事「22000 ETH横領、10以上のプロジェクトが失敗:マチビッグブラザー(ジェフ・ファン)の物語」で、ファン氏について「10以上の失敗したポンプアンドダンプ型トークンやNFTプロジェクト」を立ち上げたと告発したことだ。
6月17日に一連のツイートでザックXBT氏は、訴訟は「根拠のないもの」であり、「言論の自由を抑圧する試み」と述べた。また、法的費用が100万ドルを「容易に超える」とし、支援のために寄付用のウォレットアドレスを設定したとのべた。
今回の訴訟について「気持ち悪い」としながらも、真実を語ることの「代償」として、「いつかそうなることは分かっていた」と述べた。
「真実を語ることの代償は、時に人々があなたが言うことを嫌うことだ」と彼はツイートした。
仮想通貨業界やWeb3業界での活動に感謝し、ザックXBT氏に寄付を行った著名な仮想通貨関係者もいる。仮想通貨取引所バイナンスのCEO、ジャオ・チャンポン氏(通称CZ)は、ザックXBT氏に対し、「業界を透明に保つ」とツイートし、バイナンスが「法的費用の募金に5万ドルを寄付する」と述べた。
また、仮想通貨取引所クラーケンの共同創業者ジェシー・パウエル氏は、「あなたがしてくれるすべてに感謝し、10ETH(約246万円)を寄付する」とツイートした。
一方、ポリゴンの創設者サンディープ・ナイルワル氏は、「ザックXBT氏がWeb3を生き生きとさせ、繁栄させる理由だ」とツイートし、5ETHを寄付すると述べた。
ザックXBT氏がTwitterで寄付用ウォレットアドレスのリンクをシェアしたわずか1日後に、寄付額100万円を突破した。
既報のように、フランス当局はザックXBT氏の調査から、250万ドル相当のNFTをフィッシング詐欺で盗んだ疑いで5人を起訴した。
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