香港の立法会議員であるジョニー・エン氏が、「コインベースのような全世界の仮想通貨取引運営者」への支持と協力を表明し、株式上場の可能性も示唆した。
Amaka Nwaokocha
2023年06月12日 07:40
香港議員、コインベース等への進出期待、デジタルハブ確立を目指す
香港の立法会議員であるジョニー・エン氏が、「コインベースのような全世界の仮想通貨取引運営者」への支持と協力を表明し、株式上場の可能性も示唆した。
これは、バイナンスやコインベースなど、主要な業界関係者に対する米証券取引委員会の訴訟を受けた発言だ。
西洋諸国の多くが仮想通貨に対して慎重な立場を取る中、香港は積極的な姿勢を示している。2023年1月には、香港財務長のポール・チャン氏が、仮想通貨とフィンテックの強固なエコシステムを築くことへの政府の決意を明らかにした。それに続き、香港は仮想通貨産業の拡大を育てるために、規制策の策定とコンプライアンス対策の実施に励んでいる。
香港金融管理局(HKMA)は最近、リテール型中央銀行デジタル通貨(CBDC)導入の基盤を築く意向を明らかにした。この計画は6月9日に発表され、CBDCが日常取引の決済手段としての利点を調査し、顧客が仮想通貨取引所へのアクセスを容易にすることを目指している。
エン氏の仮想通貨取引所への支持表明は、香港が仮想通貨業界のデジタルハブとなることへの意思を示している。OKXとフォビは、地域内で仮想通貨サービス提供者ライセンスを申請した最初の仮想通貨取引所だ。
香港の仮想通貨に対する好意的な姿勢は、主要な国際テクノロジー企業からも関心を引いている。1月には、韓国の技術大手サムスンが、香港証券取引所でビットコイン先物活動取引投資信託の導入を発表した。
さらに、2月中旬には、中国政府関係者が香港のプロクリプト(仮想通貨に対する肯定的な)イニシアチブに戦略的な承認を与えているとの報告があった。中国当局からのこの認識は、香港の仮想通貨領域での努力の重要性と、それがデジタル通貨の広範な風景に及ぼす可能性のある影響を更に強調している。
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