クロスチェーンプロトコルのMultichainは5月31日、チームが最近CEOのジャオジュン氏と連絡が取れなくなっていることを明らかにした。これにより、技術的な問題が続く中、同プロトコルのリーダーが中国で逮捕されたという噂の信ぴょう性が注目されている。
Ana Paula Pereira
2023年06月01日 12:15
クロスチェーンプロトコルMultichainがCEOの所在を確認できず 影響を受けるチェーンのサービスを停止
クロスチェーンプロトコルのMultichainは5月31日、チームが最近CEOのジャオジュン氏と連絡が取れなくなっていることを明らかにした。これにより、技術的な問題が続く中、同プロトコルのリーダーが中国で逮捕されたという噂の信ぴょう性が注目されている。
「チームはプロトコルの運用を維持するために可能な限りのことを行ってきたが、現在、CEOのジャオジュンと連絡を取り、必要なサーバーアクセスを得ることができない」と公式ツイッターで説明している。コインテレグラフが報じたように、数のクロスチェーンブリッジで取引が遅れるなど、同プロトコルは過去1週間で技術的な問題が発生している。
ツイッター上で広がっている噂によれば、中国の警察がMultichainのチームを逮捕し、15億ドル相当のスマートコントラクト資金を押収したとされる。コインテレグラフはMultichainに問い合わせたが、すぐには返答が得られなかった。現時点では、噂は未確認のままだ。
Multichainのツイートによれば、一部のプロトコルはRouter5ノードの問題により影響を受けた。Router5ノードは、チェーン間の接続をサポートしているものだ。CEOと連絡が取れず、問題に対処する権限もないため、チームはKekchain、Public Mint、DynoChain、Redlight Chain、Dexit、Ekta、HPB、Onus、Omax、Findora、Planqを含む10以上のチェーンのサービスを停止した。「ユーザーの利益を守るため、UI上で影響を受けたチェーンの対応するクロスチェーンサービスを停止することに決定した」と、同プロトコルのチームは述べている。
ツイッター上では、Multichainがサーバーにアクセスできず、問題を解決できないことが、「分散化からの後退」と指摘されている。5月25日、バイナンスはBNBスマートチェーン、ファントム、イーサリアム、アバランチのブロックチェーンネットワークで、10のブリッジトークンの入金を一時停止した。原因不明のダウンタイムのため、ファントム財団が分散型取引所SushiSwapの流動性から44万9740 MULTI(約240万ドル相当)を引き出す結果となった。ブロックチェーン分析会社Lookonchainは、先週、スマートマネー口座に関連する300万ドルのMULTIの流出があったと報告している。
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