過去数日間、ビットコインは20日間指数平滑移動平均線(16,966ドル)付近で取引された後、当面のサポートである16,787ドルを下回る恐れが出てきている。
Rakesh Upadhyay 2022年12月08日 06:00 レンジ内での値動きが続くか 仮想通貨チャート分析:ビットコイン・イーサ・XRP(リップル)
過去数日間、ビットコインは20日間指数平滑移動平均線(16,966ドル)付近で取引された後、当面のサポートである16,787ドルを下回る恐れが出てきている。
BTC/USDT daily chart. Source: TradingView
そうなれば、短期的には弱気派優位に傾き、BTC/USDTペアは16,000ドルまで下落する恐れがある。このような動きは、BTCがさらに数日間、15,476ドルと17,622ドルの間に留まることになるだろう。レンジ内で過ごす時間が長ければ長いほど、そこからのブレイクアウト後の値動きは大きなものになるだろう。
上昇局面では、強気派が優勢になるには、50日間単純移動平均線(18,122ドル)以上に押し上げる必要がある。その後、BTCは勢いを取り戻し、20,000ドルまで上昇する可能性がある。
ETH/USDT
過去数日間、移動平均線の間で取引されていたイーサ(ETH)は、12月7日に20日間EMA(1,250ドル)を割り込んだ。これは、弱気派が強気派を圧倒したことを示唆している。
ETH/USDT daily chart. Source: TradingView
20日間EMA以下にとどまった場合、ETH/USDTペアは1,151ドルまで下落し、その後1,073ドルの重要なサポートまで下落する恐れがある。
逆に、相場が急速に上昇に転じ、20日間EMAを再び上回った場合、下値での強い買いを示唆することになる。その場合、50日間SMA(1,331ドル)を上抜ける可能性が高まるだろう。このレベル以上では、下降チャンネルの下降トレンドラインに到達するまで、大きなレジスタンスはない。
XRP/USDT
弱気派はここ数日、20日間EMA(0.39ドル)で抵抗し、12月7日にXRPを上昇トレンドラインの下に引きずり込んだ。これは、発展途上の上昇トライアングルパターンを無効化するものだ。
XRP/USDT daily chart. Source: TradingView
強気派は0.37ドルの強力なサポートを守ることで、状況を救い出そうとするだろう。価格がこのレベルから反発し、20日間EMAを上回った場合、XRP/USDTペアは0.37ドルから0.41ドルの間でしばらく保ち合いの展開となるだろう。0.41ドルを上抜けた場合、新たな上昇の始まりにつながるだろう。
逆に、弱気派は0.37ドルのサポートを破り、0.34ドルへ価格を引き下げようとするだろう。その場合、XRPは0.30ドルから0.41ドルのレンジで数日間推移することになるだろう。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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