弱気派優勢のトレンド続く　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）

　　Rakesh Upadhyay 2022年06月30日 07:20 弱気派優勢のトレンド続く 仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル） 9 閲覧数

　　価格分析 BTC/USDT

　　ビットコインは6月26日の22,000ドルから下落に転じ、当面のサポートである19,637ドルまで徐々に下落している。これは、弱気派が依然として主導権を握っており、すべてのラリーで売り込まれていることを示唆している。

　　BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

　　19,637ドルを割り込むと、BTC/USDTペアは17,622ドルの重要なサポートまで下落する危険性がある。この水準を下回り、終値でブレイクした場合、次の下落トレンドが始まる可能性があるため、注意が必要なレベルだ。同ペアはその後、15,000ドルまで下落する可能性が出てくる。

　　一方、価格が19,637ドルから反発した場合、安値での需要を示唆することになる。買い手は、20日指数移動平均（EMA：22,393ドル）の上に価格を押し上げることを試みるだろう。成功すれば、50日単純移動平均線(SMA：26,735ドル)まで上昇する。

　　ETH/USDT

　　イーサ（ETH）は6月26日に20日EMA（1268ドル）から下降に転じ、センチメントは依然としてネガティブで、トレーダーは上昇時に売っていることが示された。

　　ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

　　下降している移動平均線とマイナスゾーンのRSIは、弱気派が支配していることを示している。売り手は、1,050ドルの当面のサポートより下に価格を引き込もうとするだろう。彼らが成功した場合、ETH/USDTペアは、6月18日の日中安値881ドルまで急落する可能性がある。

　　このサポートを下回ると、下降トレンドの再開を示唆する。その次のサポートは681ドルだ。

　　この想定に反して、価格が1050ドルから反発した場合、より低いレベルでの需要を示唆することになる。そうなれば、買い手は再び20日EMAを上回り、1,500ドル、さらには1,700ドルに向けた上昇を試みるだろう。

　　XRP/USDT

　　リップル（XRP）は6月28日にブレイクアウトレベルの0.35ドルを下回り、弱気派が引き続き高値で積極的に売っていることが示された。

　　XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

　　20日EMA（0.35ドル）は平坦だが、RSIは40を下回っていることから、弱気派がわずかに優勢であることを示唆している。売り手は、0.28ドルの重要なサポートに価格を引き寄せようとするだろう。このサポートは目を離せない重要なレベルだ。なぜなら、このサポートが割れれば、XRP/USDTペアは次の下落トレンドを開始する可能性があるからだ。

　　逆に、価格が現在のレベルや0.28ドルから上昇に転じた場合、強気派が安値で買っていることを示唆する。そのため、価格は数日間、0.28ドルと50日SMA（0.38ドル）の間のレンジで推移する可能性がある。

　　翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

　　ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています

　　【関連記事】n株を売るタイミングは？チャートから利確を判断する方法n買いを入れるタイミングは？実際のチャートで解説【株式投資】nチャートの見方・基本を解説【初心者向けテクニカル分析】n損切りのタイミングと損切りしないとどうなるか解説nどの銘柄をいくら買うべき？ポートフォリオとアセットアロケーション【分散投資】n積立投資をしよう！仮想通貨にも有効なドルコスト平均法とは