a16z、市場混乱の中でも45億ドルの仮想通貨ファンドを組成

　　Arnold Kirimi 2022年05月26日 08:46 a16z、市場混乱の中でも45億ドルの仮想通貨ファンドを組成

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　　ここ数週間の市場混乱から、仮想通貨は前途多難な長い道のりに見えるが、Web3の未来を手に入れようとするベンチャー投資家は速度を落とさないようだ。

　　ベンチャーキャピタル大手のアンドリーセン・ホロウィッツ（a16z）は25日、同社4つ目となる仮想通貨ファンド「Crypto Fund 4」を45億ドルで組成したと発表した。これにより、同社がデジタル通貨とブロックチェーン事業に投資した資金は、合計76億ドル以上となった。

　　今回の投資ファンドは、初期段階のアイデアだけでなく、より成熟し、すでに一定の牽引力を示しているプロジェクトにも焦点を当てる。同社によると、資金調達のうち15億ドルはシード資金として使用され、30億ドルはベンチャー投資に充てられる予定だ。

　　現在の市場の混乱にもかかわらず、同社は仮想通貨市場に対して楽観的だ。a16zの共同創業者であるマーク・アンドリーセン氏は、仮想通貨はまだ「初期段階」であるとコメントし、市場には多くの成長の可能性があると付け加えている。

　　今回組成された同社4番目の仮想通貨ファンドは以前から構想があり、コインテレグラフは1月に初めて報じた。今回の資金調達は、これまでのファンドの2倍の規模であり、仮想通貨企業へのエクスポージャーを高めようとする同社のリミテッドパートナーの間で関心が高まっていることを示している。

　　a16zが22億ドルのCrypto Fund IIIの立ち上げを発表してから、今回の新しい資金調達は1年未満で行われた。a16zの拡大する影響力は、ここ数ヶ月を通して業界で波紋を広げており、パラダイムやエレクトリック・キャピタルなどのいくつかの仮想通貨企業がそれに対抗するために巨額のファンドを組成している。