アンドレ・クロニエ氏がブログ投稿｜仮想通貨の新時代を前に「規制の必要性」を指摘

　　Ornella Hernández 2022年04月19日 09:38 アンドレ・クロニエ氏がブログ投稿｜仮想通貨の新時代を前に「規制の必要性」を指摘 11 閲覧数

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　　先月DeFiと仮想通貨業界からの離脱を発表した、ファントム財団の元技術顧問でヤーン・ファイナンス（Yearn.finance）創設者のアンドレ・クロニエ氏は18日、ミディアムのブログを更新した。「仮想通貨文化の栄枯盛衰（The rise and fall of crypto culture）」と題した投稿で、クロニエ氏は業界の規制と法整備の強化を求めながら、仮想通貨文化への嘆きを表した。

　　2022年3月にクロニエ氏と同僚のアントン・ネル氏が、自分たちが構築したすべてのアプリケーションとサービスを終了することについてツイートしたとき、理由について、詳細を明らかにしていなかった。今回公開されたミディアムの投稿を読むと、2人はある種の倫理的な危機に陥っていたことが推測される。冒頭と最後に書かれた「仮想通貨は死んだ。仮想通貨万歳（Crypto is dead. Long live Crypto）」という文章は、仮想通貨の未来に関して、彼が両義的な感情を抱いていることを示している。

　　投稿の中で一番のハイライトは、「仮想通貨文化が仮想通貨の精神を絞めつけた（Crypto culture has strangled crypto ethos）」というフレーズだ。クロニエ氏によると、彼は仮想通貨文化を「軽蔑」しているものの、仮想通貨の精神には「愛」を持っている。同氏は、「富、権利、裕福さ、エゴ」を優先する文化が、「自己主権的権利、自己管理、自己権限付与」の原則を抑圧していると説明した。また、文化が現在の道を進み続ければ、「Unknown Wallet（未知のウォレット）が影を潜める」ような「暗黒街」になると警告した。

　　ブロックチェーン経済の「新時代」に対するクロニエ氏が提案する解決策は、規制だ。子供を守ろうとする親になぞらえて、仮想通貨コミュニティがコンセントに指を突っ込むのを阻止するためには、立法が最善の方法であると考えている。「いつか彼らは理解するだろうが、今日ではない」とした。

　　ブログはより楽観的なトーンで締め括られ、「トラストレスではなく、信頼によって動かされる」未来と、深さを表現した。彼は「一周した」と述べており、これはおそらく彼がこの分野に戻ってきたことを示している。クロニエ氏のリンクトインのプロフィールによると、彼は現在、投資銀行プラットフォームであるSegWit Holdingsを運営している。

　　しかし、ツイッターでのクロニエ氏への反応は、あまり支持されていない。「IAMLLUCIANA」や「0xCana」といったユーザーは、仮想通貨で富を築き、仮想通貨に背を向けたはずのクロニエ氏の行動を皮肉っている。

　　andre cronje with the gigagrift walking away with over *1 billion dollars* generated from crypto and then exits the space, rails against “get rich quick mentalities” and advocates for strict regulations and then founds an investment banking companynincredible

　　— 0xCana (@0xCana) April 18, 2022