イーサリアムの開発者は11日、ネットワーク初の「シャドーフォーク」を実施し、現在進行中のプルーフ・オブ・ステーク(PoS)への移行における重要なマイルストーンとなった。
Sam Bourgi 2022年04月12日 08:06 ETH開発者が「シャドーフォーク」を実装 PoSテストは継続中
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イーサリアムの開発者は11日、ネットワーク初の「シャドーフォーク」を実施し、現在進行中のプルーフ・オブ・ステーク(PoS)への移行における重要なマイルストーンとなった。
イーサリアム財団の開発者パリトシュ・ジャヤンティ氏によると、シャドーフォークは、ネットワークがPoSに移行するという複雑な状況を想定し、開発者がストレステストを行う場を提供するもの。「キルン(Kiln)マージテストネットの目的は、コミュニティがノードの実行、コントラクトの展開、インフラのテストなどを練習できるようにすることだった」と同氏は10日にツイートしている。
キルンとは、イーサリアムの実行レイヤーをプルーフ・オブ・ワークからPoSに移行させる、いわゆるマージの最後のテストネットのことを指す。3月14日のブログ投稿で、イーサリアム財団はこのマージを、ネットワークをより安全でエネルギー効率の高いものにすることを目的とした「6年間の研究開発の集大成」であると説明した。
イーサリアム財団の開発者であるマリウス・ヴァン・デ・ウィジェン氏は11日、PoSのテストが進行中であることを強調した。「今日は史上初のメインネットシャドーフォークだ。TTDまであとおよそ690ブロック(~2時間)だ」とツイートした。
マージにまつわるポジティブな展開は、イーサリアムにますます強気なシナリオを与え、その結果、イーサ(ETH)価格は数カ月にわたる下落トレンドを一時的に脱した。イーサリアムネットワークでパッシブ報酬を得るという見通しは、投資家から大きな関心を集めている。
業界データによると、イーサリアムのビーコンチェーンにステークされたETHの数は109億に迫る勢いであり、平均残高は現在33.5ETHだ。ビーコンチェーンには現在34万人以上のバリデータがある。これは30万人目のバリデータが最初に記録された3月初旬から13%増加している。
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