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期待インフレ底打ちの兆し 1月のパターン再来なるか?【仮想通貨相場】

 期待インフレ底打ちの兆し 1月のパターン再来なるか?【仮想通貨相場】 WikiBit 2022-04-11 08:15

先週(4日〜10日)のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比444,289円(7.80%)安の5,249,338円と2週続落。対ドルでは、45,000ドル(≒562万円)の中期レジスタンスの上抜けに成功した相場だったが、同レジスタンスがサポートとして機能せず、割り込み、足元では42,000ドル(≒524万円)割れを試している。

  Cointelegraph Japan 2022年04月11日 17:15 期待インフレ底打ちの兆し 1月のパターン再来なるか?【仮想通貨相場】

  マーケット

  著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

  英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

  先週(4日〜10日)のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比444,289円(7.80%)安の5,249,338円と2週続落。対ドルでは、45,000ドル(≒562万円)の中期レジスタンスの上抜けに成功した相場だったが、同レジスタンスがサポートとして機能せず、割り込み、足元では42,000ドル(≒524万円)割れを試している。

  Tesla CEOのイーロン・マスク氏が、Twitterの株式を9.2%取得したと判明し、DOGEコイン主導で週明けのBTCは上昇、翌日に同氏がTwitterの役員に起用されたと報じられると580万円にタッチした。しかし、この日は米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事が、「系統的な」利上げと前回よりも「相当に早いペース」のバランスシート縮小を支持したことで、米長期金利が急騰。これに株式市場は動揺し、暗号資産(仮想通貨)市場にも売りが波及する格好で、BTCは安値を模索する展開に転じ540万円まで押すと、7日未明に公開された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、会合参加者が概ねバランスシートの縮小に合意していたことが明らかとなり、同水準をも割り込んだ。

  週後半には、米・マイアミで6日から開催されたbitcoin 2022にて、ロビンフッドの仮想通貨ウォレット展開開始、ライトニングネットワーク・アプリstrikeのshopify、NRC、BlackHawkとの提携、さらにホンジュラスのロアタン島とポルトガル領・マデイラ諸島のビットコイン法定通貨化と言った好材料に支えられ、相場は540万円を挟み込み底堅推移となったが、長期金利の上昇に歯止めが掛からず米株が上値を重くすると、つられて上値を重くし週末には530万円を割り込んだ。

  その後、Tesla、Block(電子決済サービス)、ブロックストリーム(分散型台帳技術開発)が太陽光発電を利用したビットコインマイニングで提携すると報じられ、相場は540万円回復をうかがったが、シカゴマーケンタイル取引所(CME)で先物取引が開始されると、相場は反落し530万円を再び割り込んでいる。

  第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成続きはこちら本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。

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