BTCが回復基調で、アナリストがBTCの再上昇を期待

　　2021年11月29日の時点で、ビットコイン市場が回復基調となり、56,000ドル台にまで回復した。それに伴い、一部のアルトコインも上昇し、回復基調を示している。

　　一方、今週の価格下落をチャンスとして、機関投資家や国も低価格でビットコインを買い集めた。Micro Strategy （マイクロストラテジー）は日本時間本日午前中に、7,002ビットコインの購入を発表した。さらに11月27日に、エルサルバドル大統領はエルサルバドルが100ビットコインを追加で購入すると発表した。

　　デジタル資産管理会社のCoinSharesが、本日発表した資金調達報告によると、先週、暗号資産ファンドへ流入した資産は3.06億米ドルで、月間累計の資金流入額は7.87億米ドル、年間累計の資金流入額は95億米ドルである。

　　そのうち、ビットコインファンドには5週間ぶりに最大の資金流入があり、合計2.47億米ドルとなり、11週間の累計で資金流入額は27億ドルとなった。

　　FxProのアナリスト、Alex Kuptsikevich氏は「今回の下落が終われば、その後に、機関投資家などの買い増しによって、（ビットコインが）新高値に達する可能性がある」と述べている。しかし一方で、ビットコインは重要な抵抗線、50日移動平均線（下記チャートで、緑色で表記）を下回っていて、もし突破できなければ、ビットコインの強気なトレンドの終焉を示している、と Kuptsikevich氏が推測した。

　　（イメージ：WikiBit）

　　Twitterで人気アナリストPlanB氏は、今年6月に2021年のビットコイン価格の動きについて「最悪のシナリオ」をツイートし、ビットコインの価格が「8月＞4.7万（ドル、以下同じ）、9月＞4.3万、10月＞6.3万、11月＞9.8万、12月＞13.5万」と予測した。PlanB 氏は、8月〜10月までのトレンドは正しく予測されていたが、11月終値の価格予想98,000ドル（約1,118万円）という予想が外れることになると考えられる。

　　しかしPlanB氏が、需要と供給のバランスなどに基づいた価格予想モデルである『S2Fモデル』に関しては『下落のトレンドの影響を受けておらず、1ビットコイン＝10万ドル（約1,140万円）に向けて順調に進んでいる』とツイートされた。

　　市場アナリストのMichaël van de Poppe氏は、現在のビットコインの値動きは予想通りに進んでいる。ビットコインは11月28日に57,000ドルから急騰した後に、より高いサポートラインを確立し、これに続いてさらに価格が上昇すると考えている。Michaël van de Poppe氏は「より高いレジスタンスラインを上回れば、ビットコインは60,000ドルに

　　アナリストのTechdev氏は、2017年のビットコインの強気市場価格推移を現在と比較した。

　　ビットコインの価格が2021年の12月末に15万米ドル、2022年2月上旬に20万米ドルに達すると予測している。さらに、ビットコインが1970年代のゴールドの価格推移と同様になれば、2022年2月初旬には25万ドルを超える可能性があると予測している。

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